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2023.09.14

VPN接続のやり方をOS別に解説!Windows11にも対応

VPNの接続設定は、デバイスやOSごとに異なりますが、それほど複雑な作業ではありません。正しい手順で行えば問題なく接続できるはずです。

この記事では、パソコン、スマートフォンからのVPN接続のやり方をOS別に解説します。ぜひ本記事を参考にVPN接続の設定を行ってみてください。

■参考記事
VPN(仮想プライベートネットワーク)とは?仕組みや活用シーンを紹介

 

【パソコン】VPN接続のやり方・設定方法

パソコンからのVPN接続の方法をご紹介します。VPNの設定はデバイスがインターネットに接続している状態で行ってください

以下、代表的なOS「Windows」と「Mac」それぞれの設定方法を記載しています。

 

Windows11の接続方法

Windows11では、下記の手順でVPN接続を行います。

    1. Windowsアイコン(スタート)を右クリックするか、設定アイコンをクリックし「設定」を開く
    2. 「ネットワークとインターネット」➙「VPN」➙「VPN接続」と進み「VPN追加」ボタンを押す
    3. VPN追加画面で情報を入力
      VPN追加画面に表示される項目は下表の通りです。入力が済んだら忘れずに「保存」ボタンをクリックしてください。

 

VPNプロバイダー Windows(ビルトイン)
接続名 任意の名前(例:VPN)
サーバー名またはアドレス 割り当てられたサーバー名
VPNの種類 事前共有キーを使ったL2TP、IPsec
事前共有キー 事前に登録した共有鍵
サインイン情報の種類 ユーザー名・パスワード
ユーザー名 接続用ユーザー名
パスワード パスワード
サイン情報を保存する チェックを入れる

 

  1. 「ネットワークとインターネット」➙「ネットワークの詳細設定」➙関連設定「ネットワークアダプターオプションの詳細」と進む
  2. 作成したVPNのアイコンを右クリックして「プロパティ」を開く
  3. セキュリティタブをクリックし、「データの暗号化」で「暗号化が必要」を選択。認証は「次のプロトコルを許可する」を選択して「チャレンジハンドシェイク認証プロトコル(CHAP)」にチェックを入れ「OK」ボタンを押す。
  4. 「設定」➙「ネットワークとインターネット」➙「VPN」と進み「接続」をクリックして完了

 

Windows10の接続方法

Windows10では下記の手順で設定を行います。

    1. タスクバーのWindowsアイコンから「設定」をクリック
    2. 「ネットワークとインターネット」➙「VPN」➙「VPN接続」と進み「VPN接続を追加する」ボタンを押す
    3. VPN追加画面で、下表のように情報を入力し「OK」ボタンを押す

 

VPNプロバイダー Windows(ビルトイン)
接続名 任意の名前(例:VPN)
サーバー名またはアドレス 割り当てられたサーバー名
VPNの種類 事前共有キーを使ったL2TP、IPsec
事前共有キー 事前に登録した共有鍵
サインイン情報の種類 ユーザー名・パスワード
ユーザー名 接続用ユーザー名
パスワード パスワード
サイン情報を保存する チェックを入れる

 

  1. 「設定」の「VPN」画面に戻り、作成したVPNの「接続」をクリックして完了

 

macOSの接続方法

MacOSでは、下記の手順でVPN接続設定を行います。

    1. アップルメニューから「システム設定」➙「ネットワーク」と進む
    2. 左下の追加ボタン(+マーク)をクリックし、下表のように入力

 

インターフェイス VPN
VPNタイプ 使用するVPN接続の種類(L2TPoverIPSec、IKEv2、Cisco IPSec)を選択
サービス名 任意の名前(例:VPN)

 

    1. 入力が済んだら「作成」ボタンをクリック
    2. 上記で作成したVPN設定に、下表のようなパラメータを入力

 

構成 デフォルト
サーバアドレス リモートアクセスサーバのホスト名またはIPアドレス
アカウント名 登録しているユーザー名

 

  1. 「認証設定」で「パスワード」欄に登録しているパスワードを入力し、「共有シークレット」に事前共有鍵を入力
  2. 入力後「OK」をクリックし、VPN設定画面の「適用」ボタンを押す
  3. 作成したVPN設定を選択し「接続」をクリック、パスワードを入力して「OK」を押して接続完了

 

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【スマートフォン】VPN接続のやり方・設定方法

スマートフォンでのVPN接続の方法をご紹介します。パソコンと同じく、VPNの設定はインターネットに接続されている状態で行ってください。

以下、代表的なOS「iOS」と「Android」それぞれの設定方法を記載しています。

 

iOSの接続方法

iOSでは下記の手順でVPN接続設定を行います。

    1. iPhoneの設定アイコンから「一般」➙「VPNとデバイス管理」➙「VPN」と進む
    2. 「VPN構成を追加」をタップし、使用するVPNの情報を入力して「完了」を押す
      「構成を追加」画面に表示される項目は、下表の通りです。必要に応じて入力してください。

 

説明 任意の名前(例:VPN)
サーバ 使用するVPNのドメイン名またはIPアドレス
アカウント 認証に用いるユーザー名
RSA SecurID オン/オフを選択(通常はオフに設定)
パスワード 利用するVPNで登録したパスワード
シークレット 事前に設定した共有鍵
すべての信号を送信 オンを選択

 

  1. VPN画面に戻り、「状況」のスイッチをタップしてオンに切り替える
  2. iPhoneの画面上部に「VPN」のアイコンが表示されていれば接続は完了

 

VPNサービスの専用アプリを用いての接続は、多くの場合、手動で入力する必要はありません。

VPNサービスごとに接続の仕方が異なるため、ベンダーから提供される資料やアプリの概要で確認してください。

 

Androidの接続方法

Android端末では、下記の手順でVPN接続の設定を行います。

    1. 設定アイコンから「ネットワークとインターネット」➙「その他の設定」と進む
    2. 「VPN」➙「VPNネットワークを追加」をタップし、VPNの編集画面で下表の項目を入力

 

名前 任意の名前(例:VPN)
種類 L2TP/IPsec PSK
サーバーアドレス 発行されたVPNサーバー(複数ある場合は任意で選択)
IPsec事前共有キーの設定 事前に設定した共有鍵
詳細オプションを表示する 利用するVPNで登録したパスワード

 

  1. 入力し終わったら「保存」をタップ
  2. VPN画面に戻り、ユーザー名、パスワードを入力し「接続」ボタンをタップしてVPN接続に切り替え
  3. Android端末の上部にカギのアイコンが表示されれば接続完了

 

VPN接続に必要なユーザー名、パスワードは、使用するアプリで設定したり、ベンダーから届くEmailやサービスのマイページに記載されていたりします。

 

(まとめ)安定的な拠点間通信には「FLESPEEQ VPN」がおすすめ

VPN接続の手順はデバイスのOSごとに異なりますが、決して難しいものではありません。本記事を参考にVPNの接続設定を行ってみてください。

上記の手順を踏んでもうまくVPN接続ができない場合は、以下の記事も参考にしてみてください。

■WindowsやMacなどパソコンの対処法
VPN接続ができない原因は?WindowsとMacの対処法を解説

■iPhoneの対処法
【iOS 16対応】iPhoneでVPN接続できない原因と対処法まとめ

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また、IP-VPNですので、拠点内で使用する場合は本ページで解説したVPN接続の作業を行う必要がありません。

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