
クラウド 2023.03.06
2023.03.03
クラウド
「クラウド移行を実践している会社が多いけれど、自社でもしたほうが良いの?」
「クラウド移行にデメリットはないの?」
オンプレミスからクラウド移行について、上記のような疑問を抱いている方も多いでしょう。
そこで本記事では、クラウド移行の概要や、クラウドを活用するメリット・デメリット、移行する際の注意点などを解説していきます。
クラウド移行とは、一般的にオンプレミスからクラウドへの移行を指します。
オンプレミスは、サーバーやソフトウェアなどのシステムを自社の施設内に構築し、管理も自社で行う形態。システムが手元にあるため、カスタマイズやセキュリティの強化を容易におこなえる点が特徴です。
一方のクラウドではインターネットを通じて、手元にはないデータやソフトウェアを利用します。クラウドサービスの提供事業者が管理するシステムを利用するため、構築や管理にコストが掛からないメリットがあります。
近年はクラウド移行を選択する企業が増加傾向ですが、それぞれの特徴を理解した上で、自社の事情にあった形態を選ぶことが重要です。
企業がクラウド移行することで得られる主なメリットは次の3つです。
それぞれ見ていきましょう。
クラウドでは、導入や運用にかかるコストをオンプレミスよりも安く抑えられる傾向にあります。
オンプレミスでは、導入時に自社でシステムを構築しなければなりません。さらに導入後に機能の追加が必要になった場合や、不具合が生じた場合にも、自社で対応する必要があります。自社で対応する工数が増えれば、かかる人件費もそのぶん多くなります。加えて、物理的に機器を購入する費用もかかるでしょう。
クラウドでは、サービス提供事業者があらかじめ構築済みのシステムを利用し、不具合の修正をふくむアップデートも事業者がおこないます。そのため利用者側の負担は、毎月ごと(あるいは毎年ごと)のシステム利用料のみで、自社で人件費を割く必要がありません。
総じて、クラウドにかかるコストは、オンプレミスよりも大幅に安くなることが多いです。
クラウドは、導入後でもデータ容量や利用人数など、規模の変更が容易です。
オンプレミスの場合、導入時に想定していなかった量のデータを保存したり、会社の規模が大きくなり利用人数の上限を増やしたりする際には、手間や費用のかかるカスタマイズが必要です。
しかし多くのクラウドサービスでは、プランの変更を申し込むだけで、データ容量や利用人数の変更が完了します。このような規模の面での柔軟は、クラウド移行におけるメリットのひとつです。
クラウドは、インターネットに接続できるデバイスさえあればどこからでも、アクセスすることが可能です。
オンプレミスの場合は、データやソフトウェアを利用するために、オフィスに出社しなければなりません。しかしクラウドであれば、場所を選ばず利用できるため、近年普及しているリモートワークもスムーズに実施することができます。
クラウド移行には、メリットだけではなく、以下のようなデメリットもあります。
それぞれ見ていきましょう。
カスタマイズ性の低さは、クラウドにおけるデメリットのひとつです。
クラウドではサービス提供事業者が管理するシステムをそのまま利用するため、利用者側で細かなカスタマイズをおこなうことはできません。一方オンプレミスであれば、自社で管理をおこなうため、比較的柔軟なカスタマイズが可能です。
自社の都合に合わせたカスタマイズが必要な場合は、オンプレミスのほうが向いているでしょう。
クラウド移行にともない、それまで自社で利用していたシステムが使えなくなることがあります。
先述の通り、クラウドは自社でのカスタマイズができないため、それまで利用していたシステムが導入したクラウドに対応していない場合は、引き続き利用することができません。
とはいえ近年は、クラウドの普及に伴い、従来よりも柔軟性に優れたクラウドサービスも増えてきているため、一概にシステムを入れ替えなければいけないわけではありません。
クラウド移行を検討する際には、サービス提供事業者に対して「現在利用しているシステムのうち、どれが継続して利用でき、どれが利用できなくなるのか」「自社でやりたいことが実現可能なのか」といったことを問い合わせておくと良いでしょう。
クラウド移行の際に、注意したいポイントは次の3つです。
クラウドは、オンプレミスとは異なり、社外からのアクセスが可能です。そのため、セキリュティにはオンプレミス以上に気を使う必要があります。
また、クラウドで「どこまでの業務を行うのか」「どの程度の重要データを取り扱うのか」といった、システム要件定義についても、導入するサービスを選定するにあたって明確にしましょう。
導入コストについても事前の確認が必要です。クラウド移行をすると、オンプレミスで発生していたサーバーの導入・管理・保守費用に変わり、サービス料を支払うことになります。
要件を満たすサービスの中から、導入コストが安いサービスを選ぶことで、コストパフォーマンスが高まります。
クラウド移行の概要や、メリット・デメリットを解説しました。
クラウド移行には、コストを抑えつつ、リモートワークをはじめとする多様な働き方に対応しやすくなるメリットがあります。
一方で、カスタマイズ性の低さや、それまで使っていたシステムとの不和が生じるおそれがある点は、デメリットとして導入前に理解しておきましょう。
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